ジャーナリング(エクスプレッシブライティング)の基本的なやり方【基礎編】

私はカウンセラーなので、「エクスプレッシブライティング」というのがよびなれていますが、感情を書き出す行為のことを、「ジャーナリング」「モーニングノート」、「書く瞑想」と、いろんな呼び方で皆さんが実践していますね。

まずはノートに感情を書き出してみましょう。

書き出すだけで感情を見つめられるようになります。

基本的なジャーナリングのやり方

やり方は、簡単です。

自分の感じていること、感情を書き出すだけでいいのです。

まずはノートとペンを用意しましょう。

書くことで3つのステップを踏むことになります。

  • 1つ目に、吐き出すこと。
  • 2つ目に、確認すること。
  • 3つ目に、上書きすること。

今心に浮かんだことや、感じていることはなんでしょうか?

昨日パートナーを喧嘩したことでイライラやもやもやがある方もいるでしょうし、同僚の何気ない一言が心に引っ掛かっている人もいるでしょう。

そんなことで大丈夫です。

ジャーナリングの内容

ジャーナリングの内容は、だいたいこのようなことに分類されると思います。

  • やらなきゃいけないこと
  • やりたいこと
  • もやもやしていること
  • 悩んでいること

「昨日〇〇さんが行った一言がきになっている。腹立たしい。なんであんなことを言ったんだろう。もっと気を遣えばいいのに」

自分が思った正直な気持ちを書いていきましょう。

コツはいくつかありますが、本音で書くことが大事です。

いい子になると、あまり意味がありません。

誰に見せるわけでもないので、本音に従って書いてみてくださいね。

イライラした時にジャーナリング(エクスプレッシブライティング)を行うと、それだけで、気持ちが落ち着いてきます。心のもやもやを、一旦ノートに預けることができるからです。

そして、その時自分がどう感じていたので、客観的に見つめることができ、その黒い感情を認める作業までできたら、完璧です。

携帯やパソコンではだめなの?という方もいると思います。

できるだけ「書く」ことにこだわった方が効果的です。

それは「書く」ことで、3ステップ目の「上書きする」がしやすくなるからです。

どんなメリットがあるのでしょうか

ジャーナリングをすることで、このような体感が得られます。

  • 自分の良い面も悪い面も自分だと認められるようになった
  • 頭のモヤモヤがスッキリした
  • 自分の本音がわかるようになった
  • 過去の辛い体験を手放すことができた
  • ストレスが減った
  • 自己肯定感が高まった

ジャーナリングのコツ

コツはいくつかありますのでお伝えいたします。

1つ目は、先ほども書いた通り、本音で書くことです。

ノート術には、良いことを見つけて書くようなものもありますが、エクスプレッシブライティングは「自分の悪いところ、黒い感情も認める」という目的があるので、本音でかいていきましょう。

2つ目に、思考ではなく、感情で書く、ということ。

日記との違いは、あったことを文章だてて正しく書く必要はないということです。感情に任せて、時には誤字脱字、文章が支離滅裂でもかまいません。そのまま書いていきます。

これをできるだけ頻繁に、毎日書いていくと、人にもよりますが、2か月ほどで効果を体感できると思います。